蘭展の最高賞。
 見事な大鉢栽培である。
 見る人を絶句させる。

ラン作りなら・・・こういう鉢を作りたいものである。
そういう技術を持ちたい。
今日も・・・そういう夢を抱いて潅水している人も多かろう。
この講座を見ている人も多かろう。
そういう向上心を持つことは、大変素晴らしい心根である。
その心根なくては、ランの大鉢を作ることは出来ない。
数年から10余年・・・継続した向上心を持続させ管理しなければならないからである。

そういうことで、過去も、現在も、未来も・・・・
多くの人が大鉢に挑戦。

しかし、経営に・・・これを取り入れると・・・・経営は破綻する。
世界中のラ園で、これに挑戦しビジネスを行った所は、ほとんど経営が破綻した。
ランの大鉢栽培による切花経営である。
原種を右から左に販売するラン商売のことではない。
この商売もラン経営の一つの形態であるが、
ここでの話は、このことではない。

ランは・・・大鉢にすると・・・株の勢いを持続、継続出来ない。
大面積栽培すると、こういう事態に必ず直面するときが来る!
必ずである・・・。
これを回避した者は、ランの歴史にいない。
このことは趣味のラン栽培でも同じである。
ラン展で見る人を絶句させた鉢が・・・・見る影もない姿になることがほとんどである。
どうしても、株を持続できない。
肥料。
活性剤。
そんなもの与えても・・・・持続不可能に陥る。
小さく株分けして・・・再生。
そういう事態になる。
そして作落ち・・・。
こういうパターンになることが多い。
額に入った賞状だけが・・・・過去の栄光を物語ることになる!

なぜ・・・こういうことになるのか????
ランは菌根植物だからである!
この植物をラン菌のいないコンポストで植えるからである。
水ゴケに枯れ落ち葉の炭素循環がないからである。
バークに、軽石に、杉皮に・・・・炭素循環がないからである。
鉢に植える限り、必ず・・・コンポストは老朽化、劣化する。
肥料でカバーできる問題ではない。
活性剤で解決できるものではない。
ラン菌のいない鉢というのは、自生地と大きく乖離している。
小細工のテクニックではカバーできない。
砂上の楼閣のような一時の大鉢成功である。

このことを別な視点から説明すると、
趣味の小さな面積での栽培技術が、500坪、1000坪の栽培には通用しないということである。
例えば、蘭展で最高賞を得る人が、ならば、500坪、1000坪も最高に作れるか?・・・ということである。
出来ない!
ここに蘭栽培、経営の大問題がある。
なぜ出来ないのか????
ほとんどコンポストの問題である。
趣味の技術で大面積行えば・・・・経営は破綻する。
人件費のコストと、株の勢いを維持継続できない事態に直面して破綻する。
プロほど栽培がヘタ????
そういう事態に陥る。

SUGOI-ne。
SUGOI-ne栽培なら、無造作に大鉢栽培が出来る。
だから、ラン栽培の革命なのである。
なぜできるのか???・
この答えは、この講座の中にある。
毎年新しく生まれる枯れ落ち葉。
炭素循環のエネルギーである。
これまで、ラン界のみならず、園芸でも、農業でも、
この枯れ落ち葉の炭素循環の糖エネルギーを無視してきた。削除してきた。
腐生ランを視野に入れなかった。
プロトコームからの目線がラン界にはなかった。
盲点である。

この講座は、この盲点に光を当て、ランから見た栽培法の構築を行うもの。
皆さんも、新な目線でランを研究していただきたいものである。














       ランの大鉢栽培は・・・・・
                経営が破綻する
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